借入金の団体信用生命保険は個人事業主の経費にならない?




団体信用生命保険って何?



団体信用生命保険とは、日本政策金融公庫から融資を受けた個人や法人が加入できる生命保険で、保障期間中に亡くなったり、寝たきりなどの高度障がい状態になったりした場合に保障してくれる制度です。

起業して、日本政策金融公庫から創業融資を受けることがありますが、その後の不測の事態が起こった場合に備えることができます。

もし、事業資金の団体信用生命保険に加入していなければ、配偶者や家族が代わりに借金の残りを返していくことになったり、担保されている不動産を引き払ったりすることになるかもしれません。

残された遺族が路頭に迷わないようにするために、団体信用生命保険に入っておけば、万が一の事態になっても、公庫団信サービス協会が、代わりに残った借金を返済してくれます。


事業資金の団体信用生命保険は、強制加入ではなく任意加入なので、融資を受ける際に、加入するかどうかを聞かれます。

あくまでも借金の残りを保障してくれる制度なので、借金の残額以上に保険金が別途支払われることはありません。

資産が充分にある方や、民間の保険などでカバーできるくらいの保険に加入されている方は必要ないかもしれません。

そうでない方は、団体信用生命保険に加入しておいた方が安心ですね。



保険料はどのくらい?



事業資金の団体信用生命保険の保険料はいくらぐらいなのでしょうか?

2019年9月現在、公庫団信サービス協会のホームページに目安が記載されています↓



掛け捨ての年払いで、5年、7年、10年の3パターンの支払方法を選びます。

5年合計で¥7,030
7年合計で¥9,860
10年合計で¥14,030

返済年数が進むにつれて特約料も少なくなっていますね。


経費になるかどうかは、個人or法人で異なる



団体信用生命保険の特約料は経費になるのか?


経費になるかどうかは、個人事業主なのか法人なのかによって扱いが異なっています。


個人が支払った特約料・・・経費になりません

法人が支払った特約料・・・損金(経費)になります



個人の場合は、経費にならないし、生命保険料控除の対象にもなりません。
個人と法人で取り扱いが違うので注意が必要です。


団体信用生命保険について、個人は経費になりませんが、不測の事態に備えるための制度として加入しておけば安心です。

融資を受ける際には加入するかどうかを検討しましょう(^^♪



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