単元未満株の相続財産計上漏れに注意しましょう

証券会社の残高証明書が全てではない

相続申告をする際に、亡くなった被相続人が上場株式を持っていれば、財産に計上して申告をしなければいけません。

その際には、取引している証券会社に問い合わせて、亡くなった日の残高証明書を発行してもらって、その証明書に記載された株を財産として計上します。

ところが、これだけでは株が計上漏れになるケースがあるので注意が必要です。

それは、単元未満株を持っているケースです。

単元未満株とは、取引所で取引できる最低単位の単元株に満たない株のことです。各銘柄ごとに1,000株や100株など売買の最低単位の単元株数が決められていて、この1単元に満たない端数株式のことで、いわゆる端株(はかぶ)というものですね。

端株の場合、証券会社に預け入れておらず、証券会社の残高証明書には証券会社が預かっている単元株式数のみが記載されています。

端株についても把握したい場合は、証券会社ではなく、株主名簿管理人に連絡をして所有株数の証明書を発行してもらう事になります。

株主名簿管理人とは、株式会社から委託を受けて株主名簿の作成や事務等を株式会社の代わりに行う者で、信託銀行が株主名簿管理人になっているケースが多いです。

配当計算書の確認を忘れずに

会社から配当が出される時に交付される配当計算書を見ると、株数や会社名、株主名簿管理人が記載されています。

この情報をもとに、端株かどうかを確認することができます。

配当計算書の株すべてが、証券会社発行の残高証明書に記載されていれば良いのですが、そうでない場合は、その配当計算書に記載された株主名簿管理人に連絡して証明書を発行してもらい、端株を相続財産として計上する必要があります。

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